この気持ちは届かなくても

買い物も終わったし、これでもう帰っちゃうのか.....

せっかくの休日だし、もうちょっと、一緒にいたかったな。




「買い出し終わったし、なんか食わね?」



「えええええええええっっ!?」




「何でそんな驚いてんだよ、もしかして俺とは行きたくないのかーそうかーそうかー、なら仕方な...」






「い、行きますっ!行かせてください!!」



あれ、棒読みだったし明らかに演技だよね...



なんかやられた気分。



でも、誘ってくれて嬉しいな。




「陽菜実、なんか食べたいものある?」




「ん〜オムライスとか...かな?」



「ふっ、オムライス好きだよな」


智也クスッと笑ってこちらを向いた。



「えっ!何で知ってんの!?」




「遊びに行った時も、オムライス食べてたから」




あ、そうか..遊園地の時か。

その時、私オムライス食べてたっけ。




自分のことを知ってもらうって、嬉しいな。


私も、智也のことたくさん知りたいな...