言わないで…
そんな言葉は儚く消えた…

雫のクラスの男子の誰かが…言い出した…
天体観測に行こうと…
だから俺も行くことにした。
雫を連れて…
そして改めて告白しようと思った。

でも、無理だった…
理由は簡単、別れを告げられたから…
雫の顔は…今でも泣きそうだった…
それを見ていられなかった。
だから
「わかったよ…」
って、きっと雫はそう言ってほしいということを知ってたから…
あのときもそうだった…