大人の先生は、直ぐに機嫌を直してビーチボールや貝拾いにも

付き合ってくれて、一日十分楽しめた。

帰りは、カラオケに行くと言う四人と別れて

唯は先生とドライブすることに

「じゃあ、楽しいデートを!」

「次は来週の、職員旅行で会おうね。」

「先生~二人になっても、襲っちゃあダメだからね。」

「またメールするからね。」

からかう声に見送られて、車を走らせること数分………。

「ねぇ~唯ちゃん。今日はゆっくりしても大丈夫?」

「うん。」

「色々話し合うことがあるからねぇ~。
時間がたっぷりあって、良かったよぅ~」

うぐっ………。マズイ。

たしかに、色々有りそうだなぁ~。

ニッコリ笑って誤魔化そうと思ったのに…

「先ず、その水着は…禁止ね。二人の時以外は…着ないこと。」

「うん…。これは、尋ちゃんのだから…もう着ないよ。
それに、今日は四人と一緒だったから…
先生の目が、唯より四人にいかないように…心配して着たんだもん。」

「見るわけないでしょう!どんだけスケベだと思ってるんだか。
別に、女の子全員に興味がある訳じゃないの!」

「えっ!ホント?!」

「う~ん……。嫌ぁ~………まぁ~無いわけじゃあ……ないけど……
人並みに、男だしね。
でも、唯ちゃんがいるのに他の人なんて見るわけないでしょう!」

「えっ!だったら…唯のこと見てたの??」

「うん……まぁ~……ねぇ………。」

「でも…みんなの方が唯より胸だってあるし…
スタイルだっていいよ……。」

「まぁ~そうだけど……」

「あぁ!!やっぱり皆のこと……見てたんだぁ~」

「嫌!見てたっていうかぁ………見えるでしょ?普通。
でも!他の子に魅力は感じないよ。
別に、胸の大きさやスタイルの良さで選ぶ訳じゃないから。」

「…………そんなの………
フォローになってないもん…………………。」

「まぁ~ねっ。まっ!そう気にせずに。
それより…今度二人で行く時は、何を着てもOK だからね!
好きなのを、着ていいよ。」

「……でも…ピンクの花柄のしかないもん…」

「あれ、可愛いよ!!よく似合ってた。」

「ホント!!」

「うん!あれに、して下さい。」

「はい!」