漢江のほとりで待ってる



するとまた、由弦のスマホにメッセージが。

「高柳慶太と青木珉珠は式場の下見とウェディングドレスを選びに行く予定」

送り主は不明。前回と同じ人物と思われた。

―――― またか……

怒る気力もない由弦。やけに体が熱かった。

すると今度は、横たわる由弦に電話がかかって来た。

「由弦さん、来週本家で大切な発表があるから、必ず顔を出しなさい!楽しみにしていてね」

雅羅からだった。言いたい事だけ言って電話は切れた。

「はぁ~」

迷惑がかかるから顔を出すなとか、来いとか、全く勝手だなと思いながら、由弦は溜息を吐いた。

この頃、珉珠も日本に戻って来た。

戻って来たその足でそのまま本社に向かった。

副社長室に向かおうとしていた所に、由弦の親友である一条が連絡してきた。

「青木さんに、由弦のことで大切な話があります」と。