この後、シーラが何度も話しかけたが、ルイスは一度も返事をしなかった。 夜番の牢屋番と交代し、ルイスは建物から出る。その際に、ふと交換条件のことを思い出した。 あれは確かに、ルイスが出したものだったが。 出すように仕向けられたのではないか。 「朝飯を取ってないです」 朝出勤すると、そう伝えられた。シーラは勿論朝食をボイコットしている。 「食事を取れ」 シーラはベッドに横たわったまま壁の方を向いている。眠っているのか死んでいるのかすら分からない。 「シーラ」 名前を呼んだ。