仲良くなれていたら、どうなっただろう。 その先を考えるのは無粋だ。 ふとシーラは素早く横を向いた。正確に言うと、廊下の向こう側を。 「どうした?」 唇の真ん中に人差し指を当て、シーラはベッドに横になりルイスに背中を向けた。 その数秒後に足音が響き、廊下を複数人が歩いてくる。 ルイスは立ち上がった。 「様子はどうだ?」 衛兵隊のトップである男がシーラの入る牢屋を見る。その後ろに二人の部下を連れていた。 派遣のルイスにとってその三人は直属の上司ではないが、頭を下げないわけにはいかない。