その言葉を最後に、シーラはアメリアが用意した車に乗り込んだ。行先はどこかは聞いていない。
アメリアはその車が門を出るまで見送り、手を振った。
「……もう会えないかな」
「どうですかね、一期一会とも言いますし」
あっさりと言われた言葉に、アメリアは少し落ち込む。
イーサンはそれを見て、小さく溜息を吐く前に言った。
「会いに行けば良いんじゃないですか? ローウェル家に足でも生えない限り、あの場所にあると思いますし」
目を輝かせて、アメリアはそれに同意する。
「確かにそうね!」
一期一会を吹っ切るような声だった。



