「レオナルド殿下とはどうなの?」
「まあ……難しいところですね」
殿下が戦争を起こすことはなかった。オリバーが言うほど馬鹿ではないらしい。
しかし、革命家と手を結ぶなんて、と我が姪を憐れな目で見ている。
「話し合って、折り合いをみつけますよ」
黄色に色づいた葉が落ちていくのを見て、シーラは「じゃあ」と手を振った。
「行くわ。多忙な身の王女様の拘束したら、後ろの男から請求書が出てきそうだもの」
「ルイスさんは来られないんですか?」
「ルイスには明日帰るって言ったの」
ひらりと、紺のワンピースを翻し、シーラは言う。
それは黄色の落ち葉と丁度補色となっており、とても映えた。



