随分昔、魔女狩りと言われて多くの人間が火刑にされたらしい。それは遠い昔のことだ。
「でも、それが原因で上は女の処分を決めかねてるって話だ」
そうか、とルイスは返した。しかし、心の中ではどちらでも良いと思っていた。
もしも魔女なら、どうして革命なんて起こす必要があったのか。
シーラは頭が良い。もっと効率が良く、捕まらない方法を考えたはずだ。
魔女じゃなくても、あの場所から出ることは叶わない。
同僚はルイスの返事に興味が失せたらしく、隣から立ち上がって行った。
「何か面白い話はある?」
シーラは尋ねた。飽きもせず。



