勝ちを確信したオリバーの口調が危うかった。 「"馬鹿"って、犬が自分の尻尾を追いかけるように同じことを繰り返しているのに気付かない人間のことを言うのよ」 シーラは振り向いて、肩を竦める。 「貴方は同じことを繰り返そうとしている。私も嘗て家族を賊に殺されて革命を起こそうとした。でも、王女様は貴方たちに家族を殺されてここに戻ってきた」 殺す為ではない。 「これ以上犠牲を出したくないという純粋な考えからよ。そして、貴方と和平を結びに来た」 三人とも、現状を変える為に動いた。