そして、よく工事現場で見かけるような重機がある。

ショベルカーや見たこともないようなダンプ、そしてブルドーザー。

「彼らがいれば、全壊も夢じゃなさそうですね」

「……ルイスさん、前から思っていたのだけれど言うことがシーラさんに似てきていますね」

「いつから思ってたんですか?」

「わりと最初の方から……」

「もっと早く言ってください」

アメリアはえへへと肩を竦めて可愛く笑って見せた。

「……シーラ病」

ぼそりとイーサンは吐いた。