眠っているシーラがルイスとベッドの隙間に顔を埋めようとしている。 毛布はしっかりとその手に抱かれている。額を何かに押し付けていると安心するのだろうか。 冷静な分析をしてから、ルイスはここがシーラの部屋であることを思い出した。 昨夜、散々思い出話を吐かされて、気付けば眠っていた。シーラが話しかけてきた記憶があるので、眠ったのはルイスの方が早い。 額を抱えてみるが、ショックを受けるのも今更な気がしてきた。 思い返せば、前にもシーラはルイスの部屋で眠ったことがある。