シェヘラザード、静かにお休み


革命家リーダー、名をオリバーという。

シーラの顔から笑みが消えた。

「もしかして、と思うのだけれど」

「ああ」

「革命返しでも、起こす気?」

青い瞳がカッパーの瞳を捉えた。

ルイスが口を開こうとして、シーラはそれを制止した。

「少し待って。お互いの考え方を明確にしておきましょうよ」

ここは慎重になるべきだ。第一、シーラは王女が上に立つとなれば、再度牢屋へ入れられかねない。

それも運命の内だ、と思えるには一瞬すぎる夢だ。というより、それならあの場所から脱出した意味がない。

そして、ルイスにとっても同じである。