ルイスは言葉を落とした。ひとつずつ、選ぶように。
本来なら、シーラに王族の一人である王女を捜す手伝いを頼んだりしない。
シーラは王族を憎む一人でもあったからだ。
どんなに燃え尽きたとしても、その所を覆すのは難しいだろう。今や、国民の殆ども。
「自分は良い暮らしをしながら? ルイス、私はお笑い話をしてくれなんて頼んでないわ!」
あははは、と心底嫌そうに笑って見せた。
「シーラ、そこを信じて貰わないと話が進まないんだ」
ルイスがあまりに生真面目にそんなことを言うので、シーラは嘲笑を浮かべたまま掌を向ける。



