シェヘラザード、静かにお休み


本当はもう一度首を絞めにいきたかったが。

「そういえば、私は何に協力すれば良いの?」

庭の手入れだろうか、と最初に思いついたのはそれだった。

「王女がまだ見つかっていない、のは知ってるよな」

「ええ、すっかり城内は片付いたみたいだけれど。王族の埋葬は、レオナルド殿下が帰ってから行われるらしいわね」

階段を下りきった二人がやっとリビングへ入るのを見て、マリアは嘆息する。

「ああ、それより先に、王女を捜しに行く」

……分かるだろう、シーラの頭の中に並んだマークは。

頭の回転がどんなに良い人間でも、この展開にはついていけない。