ここに帰ったら、リビングのソファーで本を読みふけっているシーラを想像していた。 「さあさあ夕飯が出来ましたよ。シーラさんを呼んできてください」 「……はい」 ルイスは立ち上がり、リビングを出て二階へ上がった。シーラの部屋の扉をノックするが、返事はない。 眠っているのか? 「シーラ、入る」と声をかけて扉を開ける。 ベッドの上に寝転んで本を読んでいるシーラ。ワンピースの裾が捲れてその中が見えそうになっている。 「……おい」 びく、と肩を揺らしてルイスの方を見た。やっと気づいたらしい。