嘆息して、説く。 「確かに少し強引なところもあるが、お前の食べ物に毒なんて入れない」 「ルイスが居なくなった途端、サタンみたいになるかもしれないじゃない」 「シーラ」 名前を呼ぶ声。毛布に顔を埋めていたシーラは、目だけをそちらに向ける。 月の光が映ったその瞳は、本当に宝石のように青かった。 「疑うことは幾らでも出来る。今回はマリアを信じてくれ。俺の幼い頃からみてくれてる人だ」 「尚更、貴方にくっついてきたどこの馬の骨とも分からない女がって思ってる。まあ、実際にその通りなのだけれど」