しばらく廃墟でボーっとしたあと、家に帰った。
玄関に弘樹がいて、弘樹は私のスクールバックも持っていた。
「届けてくれたんだ」
「あぁ、聞きたいこともあったし」
弘樹には、隠せない。
いつも助けてもらって、ほっといてなんて言えない。
「うん、わかった。入って」
覚悟を決めて弘樹を家にあげる。
嫌われてもいい、怒られてもいい。
弘樹を失うのは嫌だけど
でも、松尾をもう私の傍にいないのは嫌だから
ちゃんと、弘樹に説明して響ちゃんにも納得してもらうんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…