「馬鹿!!

もう少しの辛抱でしょ?


もし辛くても、ちゃんと待ってられる。


だって、もう……あんな辛い思いじゃないもん!

幸せなんだから」



「高橋……」



松尾の気持ちはちゃんと届いた。


私の気持ちも、ちゃんと松尾に届いてるよね?



「ふっ。じゃあ、それまで俺はお預けくらうわけだ。

しばらく、これで我慢する」



そう言って松雄は、私に優しいキスを落とした。


すっごく優しくて、幸せなキスを……!!