「そうか」 「懐かしいよね、ここ。 松尾との思い出がたくさん詰まった場所...」 「高橋、言いたいことがある」 改まる松尾に、何か違和感があった。 何か嫌な予感が。 「過去は過去、今は今。 私たちは昔みたいに会うことはできない。でしょ?」 「あぁ」 そりゃそうだよね。 だって、教師と生徒。 許されないんだから。