（仮）

１

キキィー！
大きな音がして、ふと我に返って自分がぼーっとしてたことに気づく。
ふと横にはライトがまぶしく光ったトラックがあった。

思わず左右の腕で自分の顔を覆った後…強い衝撃と同時に足が宙に浮いたかと思うと、一瞬にして私の体は地面に打ち付けられた。
体の全身に今までに味わったことのない痛みと衝撃が走る。
手も、足もましてや口すら動かせない。

「大丈夫ですか？」
「事故だ！救急車を！」
そんな声が遠くから聞こえた気がしたが、そこで私の意識は途切れた。