「昨日とまるっきり同じ状態……ただ、違うのは使い魔がシェリル様に恋をし、嫌がるシェリル様を連れ出したこと。そして森でヴァンパイアに捕まり使い魔と一緒に亡くなってしまいました。ご主人様は城へ行っていた時だったので助けに行くことも出来ませんでした……」


ティナの目からとめどなく涙があふれ出た。


「ひどい……」


同じことを繰り返したあたしはもっとひどい……。


目の前の少女の取り乱した姿を見てアメリアは困惑した。


話してしまって良かったのか……。


ティナ様は動揺なさっておいでだ。