するとやたら静かな教室で活動していた部活があった。



写真部



写真部かー別にそこまで好きなわけじゃないけれど、でっかいカメラ使わないわいのももったいないし…



中学の時は野球部で活動していたので母がカメラを購入していた(しかも一眼レフだし。




興味本意で中に入るとどこもスマホをいじっている情景
大丈夫だろうか?




「あ!体験入部?」



「えっと、」




少しテンパるとそこら辺に荷物置いといていいからと言われ、荷物をおく。




靴の色で学年は別れているので靴の色を見る。




緑 3年


赤 2年


青1年


青1年


青1年




「こんにちは…」



青1年




先輩2人なのか…




そんなこんなで顧問の先生も来て、先輩の写真の評価を…



「君!」




やっぱり先輩の写真凄いなー




「1番前の君から評価して!」




ボーッとしていたので、いきなりの顧問の先生の指名に驚きを隠せない。




「え?私ですか?」



「君、名前は?」




えっと、みんな見てるし…




「斎木 凛…です」



「さいき りん さんね!じゃどうぞ!」




どうぞ、って言われてもな…




少し困りながら率直に感想を述べる。




「右の桜は、とっても綺麗だったなって思いました。ひだりの方は、花を全体的に撮っていて好きです。」




だ、大丈夫だったよね…




不安ながらに写真を見ていた。




ようやく部活が終わり、緊張から開放された気分になる。



よし帰ろうかな



教室から出るためにドアに向かった。