「お、おう」 教えてくれた男の子ははにかみながらどこかに行ってしまった。 「やっぱり、委員長かわいいよな」 「優しいし、いいよな」 さっきのやり取りを見ていたクラスメイトからちらほらそんな会話が聞こえてくる。 よし、今日も完璧に演じきってる、私 心の中でガッツポーズを決める。