「って、俺の幼馴染がな…」

「実は依存系の僕には、来てないけど…?」

「俺も、そないな事、言われてないですよ?」

部活のメンバーでいたのだった。彼らはダンス部である。男女混合の部活で、毎日楽しくやっている。

「お前らはバレてないからや!」

彼の名前は、西木良太(にしきりょうた)。関西出身で、東京に来たばかり。2年B組である。

「僕もバレてもおかしくないと思うんだけどね〜。」

この子は、木瀬和也(きせかずや)と言う。可愛らしい顔立ちの持ち主で、かなりの変態である。2年B組である。

「そないな事、言われましても…」

この子は、七瀬奈津緒(ななせなつお)と言う。西木から関西弁が移ったらしい。1年C組である。

「何で俺やねん!」

「ホモくさい、顔してるから?」

「あー…」

「あーちゃうねん!」

そんな会話をしていると、視線を感じて、振り向く西木。

(何で、お前がおるねん…!)

幼馴染の、加藤シオン(かとうしおん)という男が。礼儀正しく、良い子なのだが、腐男子である。

「どないしました?」

「な、何でもあらへんで…」

「本当にどうしたの!?」