母親-「ありがとうございます。」


零-「どういたしまして。」


尊-「零、イルカショーが始まるはずだから座ろう。」


零-「うん、尊。」


イルカショー員ー 中央ホールにて、間もなくイルカショーが始まりますので沢山のお客様のお越しをお待ちしています。



-あっという間にイルカショーが終わったが、亡くなった子供さんの母親は涙を流しながら拍手をしていた。零はその姿を見て、涙が止まらなかった。一方冬馬は、公園に楓を連れて来てプロポーズをした....。


イルカショー員-「ありがとうございました、また見に来てください。」



パチパチパチ-。


母親-(イルカショーが見れたかな?、沢山のお客様で賑やかだったよ。)


零-「すみません、亡くなったばかりなのにお花備えたいなんて無神経でしたね。」


母親-「大丈夫です、気にしないでください。息子が事故にあった場所にご案内します。」


零-「ありがとうございます。尊、行こう。」


尊-「うん、零。」


母親-「ここを通るまでは息子は元気で、イルカショーが楽しみだと笑ってたんです。一瞬過ぎて何が起きたかわからないくらいでした。」