俺には兄がいる。 萩尾つばさ。 これが俺の兄だ。 兄はとても優秀で家族のヒーローだ。 それは俺にとってもそうだ。 俺はたくさんの人に誉められ、 期待され、 それに答える兄を尊敬していた。 兄の背中が俺にとって目印だった。 兄と同じ道を辿ることで、 きっと俺もヒーローになれると思っていた。 だからずっと俺は兄と同じ道を歩んできたのだ。