「嘘だ。」 「え?」 「君は殺してないんだ。」 その瞬間俺は確信した。 彼女は、永澤李与は殺してないのだと。 どうしてかと聞かれたら、 これという根拠はない。 だが、直感でそう思ったのだ。 初めて、自分の直感を信じてみてもいいかもしれないと、 思った瞬間だった。 俺はそこから目をそらさずに彼女を見続けた。