「寒いな…。」 2月3日。 俺は毎年のように同じ場所を訪れる。 「君は自分を好きでいる自信がある?この先もずっと変わらず。」 懐かしい声がして、振り返るとそこには誰もいない。 「自分が笑っているとき、みんなも笑ってるなんて限らないでしょ?」 違う方向から聞こえた優しい声を探しても、 誰もいない。