「莉奈、どうした?」 廊下にしゃがみこんでた私に声をかけてきたのはさっきまで中心に居た嵯峨くん。 「な、何してるの!?」 「は?それこっちのセリフなんだけど。なんか話したい事でもあるんじゃねぇの?」 めんどくせとでも言い出しそうな声で私に聞き返してくる。 「晴人〜?どうしたの?」 教室の中から嵯峨くんを呼ぶ声が聞こえてくる。 「ちょっと、こっち。」 女の子達が来る前に嵯峨くんは私の手を取り歩き出す。 手を繋ぐ。 そんな些細な事なのに緊張してしまう。