「こ、これは嵯峨くんのせいなんだからね?」

「ふーん。ちよっとでも俺にときめいた?」


私の机に顎を乗せてるせいでキレイに整った顔が下から私を見つめてくる。


「と、ときめいてない!」

「あっそ。こうゆうのには免疫あるって事だ。」


そう言ってさっきよりも悪い事考えてる顔をする。


「じゃーさ、莉奈が俺の事好きになるようにもっと激しい事しても問題ねぇよな?」


照れ隠しのために拒否した事が逆手に出ちゃった〜…

さっきよりも顔が熱くなるのを感じた。


「ふっ…顔真っ赤。キスでこんななってんのにこれ以上先どんな顔すんのかすげぇ楽しみ。」


そう言って頭をポンポンして、意地悪げに笑った。

怒って仮の彼女辞めるって言っちゃったのが申し訳なくて再開したものの。

一瞬にして後悔へと変わった気がした。

私、危ない選択しちゃったかも…