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「晴人くんと仲直りしたんだってね〜
朝晴人くん嬉しそうに私に言ってくれたよ?」


メロンパンにかぶりつきながら乃愛はニヤついてる。


「まぁ。てか、乃愛のほうこそ、晶に抱きついててビックリしたんだけど!?
どうゆう関係?」


乃愛もそうだけど、あの後晶と1度も顔を合わせてない。


「まさかとは思ってたけど本当に私の気持ち気づいてなかったとは…
鈍感おそるべし。」

「へ?…」

「直球に言うとね、私晶くんの事好きだったの。
まぁ振られちゃったんだけどね〜」

「えーーー!?それは知らなかった。
え、でも、じゃあ嵯峨くんの仮カノだったのはなんで?」

「晴人くんと莉奈をくっつけて、晶くんを莉奈から離すため?」


まぁなんてにこやかにこの方はブラックな事をお話になるのでしょう。


「晶くん、私の思ってた以上に莉奈の事好きでさ、観覧車2人で乗ってった時もずっと心配そうに上見上げてて。
あぁ、やっぱり莉奈にはかなわないなぁって思っちゃったんだよね。
でも、私が晶くんの事好きだったって知って欲しくて、それと吹っ切れるためにも告ってみたの、じゃーやっぱりダメだった。」


乃愛がこんなに真剣に恋してたなんて私知らないでずっと晶と喋ってた。

悲しそうに笑顔を作ってる乃愛を見てると自分の鈍感さに嫌気がさす…