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「おはよ莉奈…」


やって参りました。

日曜日です。

玄関の前には私服の嵯峨くん。

髪の毛が金髪と明るいもんだからチャラそうに見えるけど意外とシンプルな服装なんだ。

服装のせいかいつもより増して色白くてそれにかっこよさが増してる気がするのは私だけでしょうか。

すこしドキドキす………

しない!きっと気のせい。

こんな奴に心奪われてたまるもんか!


「何やってんの1人で劇みたいなんして」

「べ、別に!行こ!」


そう言って嵯峨くんの手を取って歩く……


「うわ!何手なんか繋いじゃってるの!」

「いいじゃん。仮にもカップルなんだし」


パッと離した手を再び包み込むように私の手を握る。


ドクンドクンて私の心臓がうるさい。


「あ、てか莉奈……