文化祭の翌日は、
振替で学校がおやすみで、火曜日に登校した。
アイちゃんはすっかりいつも通りになっていて、
ほっとした。
カップケーキは・・・、
自分では食べられなくて、ママにあげてしまった。
もちろん、あたしが買ったということにして。
日曜はバイトはなくて、昨日はあった。
今井さん、いた。
ついでにアシダさんも。
日に日に見ているのが辛くなってるけど、
うん、実はあたし、
12月いっぱいでバイトやめることにしたから、
それまでの辛抱だって思ってなんとか耐えてる。
1月からは、家の近くのコンビニで働くことにした。
せっかくここのレストラン、
いいところだったけど、
こんな気持ちじゃダメだと思ったから。
今井さんにも会わなくなるし。
会わない方が、いい。
っ、、、。
辛いけど、きっと会わなくなれば
気持ちは薄れる。
あと、もう少し。
辛い思いももう少し。
今井さんに会えるのももう少し・・・っ。
必死に笑って、必死に忘れようとする。
恋はもう、当分いいや。
アイちゃんを見てると、ほんとうに羨ましくて。
両思いで幸せそうで。
いいな。
今井さんを忘れれば、中島くんのこと、好きになれるのかな。



