「おはよーコハル~」


「おはよー!!」


「なんかコハル、今日テンション高くない?」


「え、そうかな?

あんまり自覚ないけど・・・」


「うん、いつもよりテンション高いよ!

いいことでもあったでしょ~~~!!」


今井さんにほめられたから、かな。

「そんなことないけど・・・





それよりアイちゃん、どうだった?連絡先!」



「それがなんと、



ちゃんとゲットできましたー!!!」




「え、すごい!

まさかほんとに今日までにゲットしてくると思わなかった」




「し、失礼なっ!

あたしだって、やるときはやるんだよーん!」


べーっと舌を出して、あっかんべーをするアイちゃん。





「とか言ってっけど、ほんとは俺が教えたんだぜ」


「ちょ、ちょっと!!

なんで言っちゃうのよ、中島ぁ!!!


てかいきなり入ってくんな!!!」


隣で聞いてた中島くんが会話に入ってきて、アイちゃんが焦り出す。

あー、中島くんに協力してもらったのね。

てか、なんかこの2人、いつの間にか仲良くなってる気がするんですけど。


「木村が俺に、
田代くんの連絡先知りたいから、教えてって
めっちゃ必死で言ってきてまじでウケたわ」




「なっ、

なーーかーーじーーまーー!!!!!


余計なこと言わなくていい!!!」



「まあでも、田代に、木村に教えていいか聞いたらあっさりOKだったし、良かったんじゃね?」


あっさりOK!?
アイちゃん、偉大な第一歩を踏み出したねぇ。


「ふんっ。
まあ感謝してますけど、
そうやってからかうなら
もう中島には何もお願いしないわ!!!


もー、サイッアク!!!」



「えー、アイちゃん、協力してもらいなよ!

あたし、田代くんのこと何にも知らないし中島くんに協力してもらった方が絶対いいよ!!!」


「こ、コハル~・・・。」


「そうだそうだ、俺に協力されとけ!!!


恋愛相談とかマジでおもしれーもんな」


「れ、恋愛相談!?

そ、そんなんじゃないって!!!」




「「「田代くんのこと好きでしょ?」」」



「な、なんで中島まで知ってんの!?」


「見てりゃわかるだろ。

木村わかりやすすぎ」


「そ、そんなことないわっ!!!

中島うざい!!ありえない!!!」


「アイちゃん良かったじゃん、
男子の、
それも田代くんの知り合いの協力者なんてすっごくいいじゃん!!」


「そうだそうだ、ありがたく思っとけよ~!」


「な、コハルまで!!!


コハルが言うなら仕方ないかあ。



じゃ、
じゃあしっかり協力しなさいよね!

中島!!」


「はいはい。


とりあえず昨日のお礼はゴディバでよろしく。」


「は、はあ~~~~~~~~~~~~~~?」



中島くんという協力者ができて、なんだか楽しくなりそうです。