「ご馳走様でした」
「送って行きましょうか？」
「いや、いい...ガラガラどっしゃーん
ザアアアアア
私は傘を持つ
「お願いします」
うーんこれは俗にいう"相合傘"じゃあ...まあいっか
ゴロゴロ
「すっごい近くでなりましたね」
先輩の方をむくと震えていた。
「まさか雷怖いんじゃ？」
「そのまさかです」
私は吹き出してしまった。そして
「大丈夫ですよ。私がいますから」
とナデナデする。
ザアアアアア
「さっきより雨強くなりましたね？」
パアアアン
「え？」
突然の事でよく分からなかったがどうやら傘が雨の威力で壊れたみたいだった。
ザアアアアア
私達は雨でビチョビチョになる。
「アハハ。傘が壊れましたね。びしょ濡れですよ」
「お姉ちゃん大丈夫？」
りくたちの傘も壊れたみたいだけど一応レインコートを着させておいたので濡れてはない。
「先輩、これは明日風邪ひくかもですね」
「だな」
「まあもう濡れたし、思いっきり濡れましょうよ！」
私達は雨の中思いっきり遊んだ。
「アハハ。あ、りく寝ちゃった...」
「こっちも」
私と先輩は顔を見合わせて笑う。
「こんなに雨が楽しいなんて思いませんでしたよ」
ゴロゴロゴロ！
私達にいきなり雷が当たる。
