私はとっくに...



悪夢のような着替えが終わり、みんなが待ってる部屋へと向かう。


どっと笑う声が聞こえる。


「ここかな?」


ドア替わりの布をペラリとめくり


「失礼...します」


「おお、そなたがミソラか」


「お姉ちゃん!心配したよお」


とじじ様らしき人の話を遮ってりくが泣きながら言う。


「コラりく。私は大丈夫だからこっちに座って?」


「うん」


こういう時は素直で可愛い。


「すいません。私は美空です。こっちは弟の陸斗」


「名前なら聞いておる。で、とーーーーっても遠いところから来そうじゃの」


「私達は日本という所から来たんです。ここはどこですか?」


じじ様はあいているのか分からない眼をまん丸にする。


「ニッホンだったらすぐ隣の国だ。でも崖が急で登るのに1年はかかるらしいの」