オオカミな大上くん

「なにじゃないだろ!もう1分もないんだって!遅刻になっちゃう…!」



どうしよう、本当に遅刻になる。



1日目から遅刻はまずい…。



今にも泣き出しそうなあたしの顔を見てなのか、大上くんが慌てている。



「じゃ、じゃあ、俺の背中に乗れよ!」