オオカミな大上くん

あたしも、ちゃんと言わなきゃ…。



伝えなきゃ…。



「大上くん、あの、あた、しも、伝えたいこと…あるから…」



あたしはうつむき、膝の上にある拳を強く握りしめた。



そして、意を決して大上くんの方を向く。



「あたしも、大上くんのこと好…んぅっ!」