昼食でこんなにもイケメンに囲まれるとは思っていなかった。というか、ルームメイト全員が集まってしまった。

「じゃあ俺恋咲ちゃんの隣ね!」

加藤くんが私の隣に座る。もう片方は碧が座っている。碧はひらすらご飯を食べている。なんか、ハムスターでなかなかに可愛い。
私達はみんなで円状になってご飯を食べる。

「僕も恋咲っちの隣が良かったなぁ」

目の前でシュンとする奏ちゃん。

「恋咲っちってなんですか、新しいあだ名ですか?」

私は半笑いできく。

「今考えたあだ名!こっちの方がなんか親近感湧くでしょ!」

「ま、まぁね」

「弁当美味い……」

会長がふと言葉を口にした。

「ありがとう」

碧が返事をする。

「恋咲ちゃん今日一緒に帰ろうぜ」

加藤くんが私に肩組みしてくる。

「いいよ!」

「もうすぐ夏休みだな恋咲ちゃん!」

「そうだね」

加藤くんが目を輝かせてきいてくる。

「どっか行く?海とか……」

奏ちゃんがそれに便乗するようにきいてくる。

「いいなそれ、いい息抜きにもなるし……」

会長が話す。会長は奏ちゃんによう返事を返す、それほど仲がいいのだろうな。

「じゃあ決まりだな!夏休みは一緒に海行こうぜ!」

加藤くんがガッツポーズをとる。

「そうだね!」