『えー、東京都在住の、プリン大好きさんからです。いつも雑誌で拝見しています。見る度に癒されます。質問なんですが、彼女はいますか?見てて癒されるものとかはありますか?とゆうことですね。ありがとうございます。癒しになってるんですね』

確かに、癒される……

てゆうか、一緒にいて安心する。

『彼女はいます。結婚の約束してたりして……それと、見てて癒されるものとかですかー。そうですねー……やはり彼女ですかね?』

「……っ!」

そんな……

あたしはまだ、気持ちは分からないのに……

気づいたら、最後になっていた。

『もうそろそろ、終わりに近づきましたね。では、一緒にラジオ番組をやってみたいあの人を、発表します。その人は、松本乙女さんです』

「……!」

あたし?

『同じ苗字ってこともありますがね……ちゃんと理由はありますよ?彼女の声は優しくて、癒されて、蜜のように甘いですよね』

そんなことないよ……