ーータッタッ

「……!悠!」

「……!」

いた!

会えた!

ーーギュッ

あたしが抱きついたせいで、悠が持っていた袋の、ドサッと落ちる音が聞こえた。

「え、ちょっ……白川?」

「……っ!バカ!」

「え?」

「“白川”だなんて呼ばないで!また“乙女”って呼んでよ!」

「……っ!」