俺様彼氏が好き過ぎてたまりません

あの時はびっくりした。

「松本乙女が、白川乙女であることを。白川乙女が、松本乙女であることを。それで、友達も出来て……だけど……黙ってる代わりに『婚約者』としているって約束で……だから、バラしたから、婚約を破棄するって言われたんです……」

「そっかぁ」

『婚約は破棄だ』

そう言った顔、ちょっと切なそうだった。

あたしの気持ちが分かってれば……

「それで……苦しいんです……悠の声も顔も浮かんできて……辛いんです……あたしは、悠が好きです……だけど、恋なのか分からないんです……」

「なにをしても、頭から離れないの?」

「はい……」