どれくらい寝ていたのかな。

目を覚ますと、殺風景の部屋にいた。

「あ、乙女ちゃん起きた」

「よかったぁ」

「菜々子ちゃん……文子ちゃん……」

どうしてここに……

「先生、乙女ちゃん起きた」

「おお、ホントだ……悠くんが、乙女ちゃん抱えて来た時はびっくりしたわよ」

え?悠くん?

「そうそう」

「それに、悲鳴が聞こえるしさ」

「ごめんなさい……」

「謝らなくていいの!」

「そうそう!」