あれから家に帰りどれだけ泣いただろう…


もう分かんないぐらい泣いたんだよね、私はそれだけ蓮くんが好きだった


でも、彼女いるんだし諦めなきゃ、付き合ってないのに嫉妬なんかしちゃって駄目じゃん…


「うぅ……ヒックヒック……ふぇっ…」




「眩しい、朝なのかな?」


あれから、泣いて寝ちゃったんだ…目赤くないかな?心配だな


赤くなってるし、最悪…今日休もうかな



結局来ちゃった、雫には寝坊したって嘘ついて先行ってもらったけど…ごめんね雫


「いい天気だな~屋上行こう!」


眠たくなってきちゃったねてもいいよね?


どれだけ寝ただろう?結構寝たよね


「はよ!」


ん?なんか聞こえたよね…空耳?


「陽菜昼だぜ、もう」


キャー!一番会いたくない人にあっちゃったよ…


「そんな、寝てたのか」


側にいたらまた好きになっちゃう…


「もう行くから、バイバイ」


「待てよ!どうしたんだ?今日おかしいぞ」


分かってるなら優しくしないでよ…


「触らないで!!」


「ッ!!」


「ごめんなさい、もう関わらないで」