頭痛がするし頭がぐちゃぐちゃする。
ため息を吐きながらベッドに潜り込んだ。

何時間が経ったか分からなかったけど
そのまま眠っていた。

するとチャイムが鳴る。

「誰かしら……?」

渋々玄関に行きドアを開けると
副社長だった。

何で……副社長が!?

「どうして……?」

「ちょっと付き合え」

そう言うと私にヘルメットを渡してきた。

ヘルメット?
えっ?って何処に!?

「あの……着替えてきますから
少し待ってて下さい」

「早くしろ」

そんなことを言われても急なことで
準備なんて出来ない。

それに、お姉様の言っていた過去の話を聞いたら
副社長に対して
どう接したらいいか分からなかった。