「安心しろ。お前が大人しく俺の言うことを聞けば
アイツに送らない。
だが逆らえば……それ以上の制裁を加える」

ギロッと睨み付けられる。

ゾクッ!!

あまりの怖さに背筋が凍った。

すると瑠姫ちゃんが泣き出してしまう。

「分かったのなら早く洗濯して帰れ。 
瑠姫は、その間なら俺が見ている」

「は、はい。」

私は、慌てて粉ミルクでベタベタになった
服を洗濯する。

乾燥機にかけている間。
私は、リビングに戻った。

すると副社長は、ソファーの近くで
パソコンの仕事をしながら瑠姫ちゃんを
そばで遊ばせていた。

「あっ……キャハッ」

瑠姫ちゃんがぬいぐるみを振り回していると
副社長は、それをチラッと見ては相手をしていた。

また優しく微笑みながら

副社長の思惑が分からない。
怖い人だと思ったら
急にあんな表情を見せてきたり矛盾点が多い。