「お前なぁ……だからやめろって」

「うるさい……」

2人が揉めていると
インターホンが突然鳴り出した。

えっ?

一瞬動きが止まる。
しかしインターホンの音は、一度や二度ではない。 

止まることもなく何度も鳴らされる。
しつこいくらいに……。

「この何度も鳴らすしつこさ。
間違いなくアイツしかいない……」

「チッ……めんどくさい」

ため息を吐く社長とめんどくさそうに
舌打ちをする副社長。

えっ……もしかして知り合いの人?

すると社長は、ため息を吐くと
インターホンを確認して開けてあげた。

そして外に迎えに行くので私も
気になり跡をついて行く。