「いや、帰らない。
出て行った人間が1日で帰るなんて
プライドが許せねぇ~」
社長は、頑なに拒否する。
プライドの問題ではない気がする。
「ですが……心配ですし」
「お前は、アイツを許す気なのか!?
首を絞められ殺されそうになったんだぞ?
アイツは、調子を乗り過ぎているし
俺に甘え過ぎだ!」
「鍛えるいい機会だ。
少しは、自分の行いの悪さを反省させるべきだ!」
ムキになって怒る社長。
社長の言っている事も分かる。
確かに副社長の行いは、悪過ぎる。
あの時の事を思い出すだけでも
恐怖が襲ってきて今でも怖い。
でも、なんだろう。
違う不安があった。
だがその不安は、その後
当たることになる。
あれから1週間。
社長は、意地でも帰ろうとしなかった。
しかし世話焼き女房と言われているだけはあって
心配のあまり日につれて不機嫌になっていく。



