すると社長は、肩をピクッと反応する。
顔色が悪くなっていく。
その意味は分かる。
副社長は、社長の作った物以外は、口をつけない。
だからと言って自分から自炊をするとは思えない。
「市販の物でも……食べているのではないですか?」
自分で言い出しておきながらフォローする。
「アイツ……前にカップ麺を食べて不味いと
言いやがったぞ。それ以来食べない。
時間が無くてお総菜を買った時は、
食べずに捨てやがった」
「………。」
何だか私まで心配になってくる。
副社長の偏食には困ったものだ。
さすがに、こうなった以上は……嫌でも
口をつけているわよね?
まさか……絶食なんかしないわよね?
「あの……やっぱり一度自宅に戻った方が
いいのでは……?」
せめてご飯の支度をした方が言い気がする。



